酒さの外用グッズ

酒皶に使われる外用剤は保険適応のないものが多いのですが、残念ながら保険適応のあるもので効果のある外用剤があまりないという現状があります。 むしろ全くないといっても過言ではないかもしれません。アトピー性皮膚炎に用いられるプロトピック軟膏(タクロリムス軟膏)が酒皶の紅斑に有効との報告もありますが、逆に酒皶様皮膚炎を誘導する危険性もありますので、極力少量、短期間に留める必要があります。イオウカンフルローションも効果があるとのことですが、刺激が強く乾燥し使えないことも多いようです。 欧米諸外国ではメトロニダゾール、アゼライン酸が標準治療ですが、本邦では前者は自家製剤あるいは個人輸入、後者は医家用化粧品を使用するしかありません。  当院で取り扱っている(いた)ものを写真に載せてみました。 ベンザダームゲル、メトロニダゾール(ROZEX),アゼライン酸、アウリダーム、NOVベースコントロールカラーなどです。  個人的な印象ではそれぞれの外用剤で好み、相性があるようです。痒み、刺激のために合わない、という患者さんも多いですがそれなりに良いという患者さんもあります。 5%のベンザダームは日本人の肌には刺激が強い印象ですが、ニキビの紅色丘疹や膿疱にポイントで使い良いケースもあります。2.5%過酸化ベンゾイル配合製剤はグラファラボラトリーズ(株)から発売されていましたが、厚労省の治験の開始を受けて、製造を中止したようです。ただし、現在の在庫についての販売は制限しなくても良いようです。5%よりマイルドで使いいいかもしれません。 メトロニダゾールは0.75%gelがインターネットなどで輸入できますが、個人の責任の上で使用するしかないようです。ただ、刺激が少なく良いとする方もあるようです。 アゼライン酸配合クリームはクリニック限定化粧品としてロート製薬から供給されています。やや刺激があり、やはり痒くて合わない方もあるようです。 アウリダームはビタミンK製剤ですが、レーザー治療後の皮下出血、紅斑、毛細血管拡張に有効とのことです。赤ら顔の患者さんに使用した印象では良い人もありますが、刺激、痒みのある人もあります。 化粧品メーカーから、赤み、くすみを隠してサンスクリーン効果のある化粧品が発売されていますが、NOVのベースコントロールカラーも黄色タイプでは赤みを隠し、日焼け止め効果があり良いという人もあります。ただ、やはり刺激、痒みを訴える方もあります。 0.025%トレチノイン酸は置いてはあるのですが、刺激が怖くて酒さの患者さんにはまだトライしていません。 それぞれの患者さんにトライしてみるしかないのですが、当院では少量使っていただいて、良かったら本格的に使っていただくようにしています。5%ベンザダームゲル.jpg0.75%メトロニダゾール.jpgアゼライン酸配合クリーム.jpgアウリダーム.jpgベースコントロールカラー.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)