シイタケ皮膚炎
 シイタケを食べて1〜3日後に体幹を中心に全身に発疹がでることがあります。特徴的なのは、掻いた痕に一致して線状の紅斑、紅色丘疹を多数みることです。鞭打ち様の発疹と形容されることもあります。痒みが極めて強いことも特徴的です。毒キノコ摂取と異なり、発熱、神経症状、消化器症状は出ません。生シイタケの収穫時期の45月に良く出ますが、その他の季節でも見られます。生シイタケを焼いて食べた場合が最も多いですが、さまざまな料理に混じって発症する場合もあります。生シイタケに含まれ、加熱により破壊されるレンチナンという物質が原因と考えらえていますが確定的ではありません。アレルギー説と、中毒説があります。アレルギーであれば食べる度に繰り返す可能性があります。十分に治療すれば予後は良いのですが、原因が分からずシイタケを食べ続けて遷延する場合もあります。一度経験すればその特徴的な形から診断は比較的容易ですが、知らないと皮膚科医でも見過ごす場合があります。なお抗がん剤のブレオマイシンでも同様の発疹がでることがあるといわれています。(scratch dermatitis) ちなみにこの写真の方は、前日焼き鳥やでシイタケを3個食べたとのことです。